何年振りだろう。
最後に行ったのは二、三年前の秋口だったかな
たしか橋脚の明暗をk9で釣った80センチほどのアカメを最後に高知に行っておらずでした。
9月上旬、お誘いを頂き数年ぶりの高知へと向かった。
久々にみる景色にその時の記憶を呼び起こしながら釣りをする、その日ももーダメかと思いホテルに向かう途中、少し気になったポイントがあり寄ってもらう事に
その途中、ふと何か感じた。
『すんません、ちょっと止まってもらっていいすか?ちょっとだけここ見させて下さい!』
行こうとしてた場所では無いが無性に何かを感じた。
川を見るが正直良さそうな雰囲気は感じられないがいい感じに潮は効いている、近くにはシーバスの遊漁かアカメの遊漁が釣りをしていた。
魚釣れるんすかね〜なんて言ってると、突然巨大な魚がエラ洗い!アカメだ!!
あまりに綺麗なエラ洗いに誰か人がいて魚を掛けているのかと勘違いしたくらい、ですが近くに人は居ない
これはきっと最後のチャンス、竿を出すしか無い!
急いでタックルを取りに車へ向かった。
ルアーはGhost、これ一本勝負
mode Gで周辺をデッドウォークで探るが反応は無い
同じコース、グライドを試す
沖にフルキャスト、少しラインを馴染ませながらリーリング
ルアーが左右に泳ぐ感覚を感じる、左右左右、ラインが馴染みすごく気持ちいい感覚
釣りをし出して10分ほど経過した時
突然、その時はやってきた
ゴンッ!!ギャギャギャギャギャ!!
バイトと同時にドラグが滑りラインが出る!
キタ、アカメや!!
当たり、引き、この重量感、間違いない。
今まで釣ったアカメとは全く違う重量感に心臓が飛び出そうだ
寄せて出されて寄せて出されて、2、3回これを繰り返した。
エラ洗いをしないのでサイズが分からないがとにかく落ち着きながら寄せてくる
同行者「いつでもいいよ!」
この安心感のある一言、今でもはっきり覚えてる
幸か不幸か、アカメ特有のダイナミックなエラ洗いをする事なく大まかなサイズ予想も出来ず魚が寄って来た
ボカン、アカメが浮いた
そしてアカメのサイズに驚いた、デカい、デカ過ぎる
今までGTや20キロ近い平政を見てきたが段違いにデカいが躊躇してる暇はない!
2人でビビりながら下顎をボガで掴む...
獲った!!
ついに、念願のメーターオーバーのアカメをキャッチする事が出来た。
メーターオーバー?いや、120センチどころじゃ無い。
持ってきてたメジャーや測りは全て車の中、車で休憩してたもう1人を起こし一式計測道具を持ってきてもらい計測撮影を始めた。
もしかすると、いや、確実に40キロは超えていただろ
少し落ち着いて来たので自分も水に浸かりしばしアカメに見惚れる
うちわの様にデカい尾鰭、自分の指よりも太い背鰭の棘、体色は少し紫がかり金属の様な鱗で全身を包みこんでいる。
体高がある魚ではあるが上から見た時の横幅が分厚過ぎた、自分の太もも二つ分くらいの厚さに魚と言うより動物と表現した方が理解しやすい。
背中の肉付きもそう、スプーンヘッドとはまさにこの事だと思う。
一体何年生きてたんだろう、人に釣られたのは今回が初めてなのかなど想像だけが膨らむ
日本に生息してる魚で唯一無二の存在にただただ圧巻
20分ほど川に浸かり流石に体も冷えてきた、十分にアカメを目に焼きつけることが出来たのでこれからも長生き出来るようにとリリース。
暗がりに消えていく姿を見送りその場を後にした。
まさか自身初のメーターオーバーアカメがこんなとんでもないサイズだとは今でも想像出来ないが、この魚を釣ったのは自分だし自分の釣り人生において最高の思い出を作ることが出来ました。
あと、琵琶湖でよく感じる唐突なあの感覚に懐かしさも感じ、改めて夜釣りはいいなと実感。
きっとこれから先これ以上のアカメを釣ることは出来ないかもしれないが、また高知のアカメを自分の手の中で眺めたいと思った。
最高の高知遠征に乾杯
132/38k over
rod.drt×tulala 79remix
reel.trunks400hg+varial140.150
line.ygk oddport 8号+prosele nanodax130lb
lure.drt klash ghost mode G
2022.0909 KOCHI BAY URADO.
謝謝
おまけのおもいでフォト
ps.
翌朝、125cm30キロのアカメを同行者が釣った。
その魚はすんなり持ち上げ重さも測れた、本当に一体あいつは本当に何キロだったんだろう...